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丹波篠山の有名人題字 吉田鳳舟


若き篠山観光協会長 円増亮介さん

 
円増亮介さん ◆ひとこと

「せんぐりせんぐり、いろんなことしょってやけど、べっちょないけ。」そんな声が聞こえないように観光協会は環境協会たるべく邁進したい・・・・

 1995年「これからはインターネットの時代です。篠山のホームページを開設してください。どうせやるなら、どこよりも早く、・・・・」当時町の総合計画審議会委員であった円増亮介さんのそんなひとことが篠山市のホームページ開設の契機となりました。
 篠山地方でのインターネットの旗振り役となった円増さんは、自ら社長を務める「梅角堂」のホームページをはじめ、市内のたくさんのホームページ作成の支援。代表作は丹波篠山ネット。
 現在篠山観光協会の会長を務められる円増さんは実に多芸多才。得意の音楽演奏、ささやまの言葉方言学など専門家顔負けの分野もあります。でもなによりふるさとを思い、行動する商工青年としての活躍が一番。

【経歴・趣味】
1959年篠山生まれ
上智大学経済学部卒業後、神戸本高砂屋で修業の後、Uターンし家業「梅角堂」に従事。現在、株式会社梅角堂代表取締役。
篠山町商工青年会議会長・篠山町商工会青年部部長歴任
現在、篠山観光協会会長、篠山商工会理事、国際ロータリー第2680地区インターネット委員長。
大学時代の金田一春彦教授の授業で「篠山地方のダ行とザ行の話」を聞いてから、方言に興味を持ち「篠山百景」「郷友」等に執筆。
中学時代からの音楽活動(バンド)からコンピュータ音楽やいくつかのホームページ作成や管理(丹波篠山ネット・篠山商工会等)

■円増さんのメッセージ
「21世紀は観光協会から環境協会へ」
 多くの観光客が訪れる「丹波篠山」。しかしながら地元に暮らす人々にとって、観光地化は住みにくい町となる要素となることは否めません。お濠周りのゴミの散乱や地元生活者を無視した多くの自動車問題。今一度私たちの生活環境を考えなおすことが大切だと考えます。「住みやすい町だから訪れたい」という観光の原点に立ち戻るべきでしょう。築城以来の歴史が「丹波篠山」のブランドを生み、育んできました。そのブランドにあぐらをかいていては次世代に継承することはできないでしょう。目先のお金儲けばかり先走って、観光客を騙すことを観光地化とするなら、滅びていくことは否定できません。本当の意味での「観光」とは、篠山に暮らす私たちの「環境」と切り離しては考えられません。
 「せんぐりせんぐり、いろんなことしょってやけど、べっちょないけ。」そんな声が聞こえないように観光協会は環境協会たるべく邁進したいと思います。

※この記事は2001年10月に掲載されたものです。