篠山の方言アラカルトーほたえてさんこにする
一体、何の事ですか?と聞かれても「そらぁ、ほたえたら、さんこになるにぃ」と答えてしまう。自分は篠山人だなぁと思わず笑ってしまいます。
この「ほたえる」は、一応「あばれる」事を意味しているのですが、我ら篠山人は幼い頃から「ほたえたらあかんでぇ」としつけられてきましたので、どうも「あばれる」ではしっくりときません。
しかし、この「ほたえる」は、年下(特に子ども)に対して使わないのがミソです。
「ほたえたら」やっぱりお部屋は散らかります。そんな時のため、この「さんこ」という便利な言葉があるのです。「散らかすな!」と言うより「さんこにしいなや!」これでいいのです。
しかし、注意したい点は、この「さんこ」を人に対して使うと「騒々しい」「にぎやかな」という意味に変わってしまいます。「あの人、さんこやなぁ」と言われたら、わらってはおられませんよ。
篠山のみなさんも外から来られた方も、町はみんなのものです。あまりほたえ過ぎてさんこにならないように願いたい、今日この頃です。