民話と伝説ささやま-泉の講山(剛山) ■泉

源義経が丹波を通過した元暦元年(1184)2月4日泉村の南賀寺に詣でた。

ちょうど当日は寺講の日であったので、義経らは寺講のご馳走の接待を受けた。義経は大いに喜び、「この東の山は何というか」と尋ねた。すると住持は「これはこう山と申しまする」と答えた。そこで義経は「さらば今日の寺講を記念して講山と唱えよ」といったので、以来西から講山、東から甲山、南から神山、北から剛山、と呼ぶようになったと伝えられ、いずれにしても「こう山」に違いはない。現在の地図には「剛山」と書かれている。

「篠山町百年史」より

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