篠山市における地方債の現状

地方債残高の推移(普通会計)

  篠山市の借入金である地方債現在高は、普通会計で見ると平成28年度末で約207億円です。
篠山市は平成11年4月1日に旧多紀郡の4町(篠山町、西紀町、丹南町、今田町)の合併で発足しましたが、合併後広域的課題に早期に取り組んだため、合併時と比べると平成15年度末の地方債残高は約1.8倍となりました。その後、旧多紀郡4町が課題としてきた施設整備などの事業が完了し、地方債の発行が減少したことや、財政健全化等への取組として一部の地方債を予定の償還期日より早く返済(繰上償還)したことにより平成28年度末にはピーク時(平成15年度末)の残高からおよそ63%の減となりました。

 今後も事業精査による地方債の新規発行の抑制や、繰上償還をするなど、財政の健全化に努めていきます。

借金時計はこちらをクリック

 

地方債残高グラフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地方交付税措置の状況

 地方債残高のうち返済時に地方交付税措置が見込まれるものがあります。地方交付税措置とは借入金を返済する時に必要となるお金の一部が、通常の地方交付税に上乗せして国から交付される仕組みです。篠山市で見ると普通会計における平成28年度末の地方債残高は約207億円ですが、そのうち約154億円ほどが地方交付税として措置される分になりますので、実質的に篠山市が負担するのはおよそ52億円で全体の約25%となります。最近10年間の地方債残高における交付税措置の推移は以下のとおりです。

地方交付税措置の状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合併特例債の活用状況

 篠山市では合併後、旧多紀郡4町にまたがる広域的な課題を解決するための事業を早期に行いましたが、それらの事業の多くに合併特例債を活用しました。平成18年度末において合併特例債を活用した事業の状況は以下のとおりです。

 

事業名

事業期間
(平成年度)

事業費

合併特例債

事業内容

斎場・火葬場整備事業

11~13

20億円

19億円

老朽化した旧篠山町の火葬場を廃止し、周辺環境と調和した全市的な斎場を整備

チルドレンズミュージアム整備事業

11~13

18億円

17億円

学校統合で廃校となった中学校施設跡に子ども向けの参加体験型施設を整備

篠山口駅周辺整備事業

11~15

9億円

6億円

篠山市の玄関口であるJR篠山口駅への進入路等の整備

広域道路ネットワーク整備事業

11~

20億円

11億円

篠山西紀線、西紀丹南線など旧町地域間を結ぶ道路整備

中央図書館建設事業

12~14

19億円

17億円

旧町でそれぞれあった図書館建設計画を調整し、市の中央部に図書館を建設

市民センター建設事業

12~14

25億円

13億円

生涯学習の拠点となるべき市民センターを建設

県水導入事業(水道会計出資金)

12~17

40億円

38億円

合併前からの課題であった水源確保のため県営ダムからの送水管を建設

こんだ薬師温泉施設整備事業

13~15

15億円

8億円

市民の一体感を醸成するため、旧今田町で掘削した温泉を活用し、農業公園内に温泉施設を整備

篠山中学校移転改築事業

14~15

40億円

26億円

合併による総合的な中学校区の見直しを行い、城跡内にあった篠山中学校を移転改築

西部給食センター建設事業

17~18

8億円

7億円

老朽化した旧西紀町、丹南町、今田町の給食センターを廃止し、新規に統合した給食センターを建設

地域振興基金積立

11~

20億円

19億円

地域振興のための基金を創設

 

 


●政策部行政経営課

tel: 079-552-5114 (直通)

Mail: gyosei_div★city.sasayama.hyogo.jp (※★を@に変換してください。)

 

このページの先頭へ戻る