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河内多々奴比神社(かわうちたたぬひじんじゃ)・二宮神社・たらちねの銀杏・籾塚

沿革等
河内多々奴比神社:河内郷の氏神で、別名「一の宮」と呼ばれる延喜式内社です。河内多々奴比神社(かわうちたたぬひじんじゃ)・二宮神社・たらねちの銀杏・籾塚
祭神は、「天照皇大御神」、「建速素戔鳴命」とされています。神社に伝わっている由緒によると、崇神天皇の時、四道将軍の一人「丹道主命」がこの地で賊徒と争った際、白髪の老人が現れ、白玉と剣を授け、その加護によりこれを平定し、この神宝を二神として社殿を創建したと伝えられています。しかし、「特選神名牒」「神祇志料」といった歴史資料によると、古代より天皇の楯や矛を製作していた氏族集団「楯縫氏」の祖神「彦狭知命」を祀るとあり、楯縫神社が時代とともに転訛し多々奴比となり、祭神も変わったのではないかと思われます。
河内多々奴比神社の境内に、一際みごとなイチョウの木がそびえています。大きさは河内多々奴比神社(かわうちたたぬひじんじゃ)・二宮神社・たらねちの銀杏・籾塚幹周り4.3m、樹高20m、枝張り23mあります。イチョウは老木になると乳柱と呼ばれる下垂突起が現れ、これが乳房に似ていることから、昔から子育ての木とされてきました。当神社のイチョウも、樹齢300年以上の老木で、乳柱もたくさん下垂しています。このことから、たらちねの銀杏と呼ばれ、子育ての神木、長寿の木として崇められています。また、この木には、イチョウの特殊葉のラッパ葉やオハツキ葉もみられ、植物学的にも貴重なものです。
籾塚:河内多々奴比神社の東側、近舞線の高架橋の下に位置する古墳です。
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