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丹波ささやま五十三次(西紀編)

倶利迦羅不動・観音堂

 倶利迦羅不動・観音堂沿革等
 倶利迦羅不動尊
  郡内で一番高所に営まれた栗柄集落。竹田川に水を分かつ谷中分水界の起点となる峠に落差4メートル余りの滝があり、この滝壺に石造の不動明王が祀られています。古くは三嶽修験の水行場として栄えたと伝えられます。この場所に立つと、激しく落ちる滝と憤怒の形相で静立する不動明王が、訪れる人々の心の内まで見透かし、隔世と安堵といった一種独特の雰囲気に誘ってくれます。
 観音堂
  現在残る観音堂は、再建されたもので、倶利迦羅不動とともに山岳修験の名残を今に伝えています。 この観音堂に安置された「聖観音菩薩立像」は像高99.3㎝あり、平安時代から鎌倉時代の作品と考えられます。

倶利迦羅不動・観音堂