沿革等
昭和51年1月に竣工した創作館は、丹波木綿の伝承施設として、地域の女性グループにより運営されています。
丹波地方では、宝永年間(1710~1740)、既に良質の綿が盛んに栽培され、これを手で紡ぎ、機に掛け、一家の衣料としていました。美しい布を作るため、主婦たちが日々心を砕いていたことは、僅かに残っている帳や衣類によって知ることが出来ますが、明治の中頃から機械化による大量生産が始まり、機織りの技術は急速に失われていきました。
祖先の尊い遺産を再認識し、後世に伝えることは、現代に生きる私達のつとめだと思います。