兵庫県篠山市ホームページ 超お役所サイト丹波篠山へのいざない
 
  ホーム > 地域情報データベース > 丹波ささやま五十三次 > 頼尊又四郎稲荷神社(東新町)

頼尊又四郎稲荷神社(東新町)

上立町バス停から徒歩約5分

又四郎稲荷大明神と乙姫龍王神の祠の写真 梅の小路を西方へ行き黒岡川にかかる割場橋を渡った右側に「又四郎稲荷大明神」の祠が建てられ、「乙姫龍王神」とともに祭ってある。
 第4代篠山城主形原松平康信の甥に、「松平又四郎」という青年がいた。身を寄せている藩主松平家を笠に着て、奔放無頼の生活を送るようになった。康信は、直接間接に意見をしても改まらないので、不憫ながら又四郎を討ち果たそうと決意し、刺客たちに命じて暗殺させたのである。
 その後、城下の町民たちが、若くして惨死した又四郎の剛勇闊達さと溢れるような生気を称え、稲荷神と習合し、篠山城の鬼門に祭り、除災と繁栄を祈ったものであろう。
 そして、江戸両国の回向院広場での上覧大相撲で大活躍をし、時の老中・篠山城主青山忠裕公を大喜びさせたという、王地山平左衛門ら一行8名の力士の説話に、「頼尊又四郎」の名前で、登場している。
 勝利守護と家内安全・商売繁盛・合格成就の神として信仰されている。

「丹波篠山五十三次ガイド(改定版)」(平成7年8月発行)より
※地名・交通経路等は書籍発行時のもので、現在の状況とは異なる場合がありますのでご注意ください。