重兵衛茶屋バス停から徒歩すぐ城下町篠山の東の玄関、京口橋を渡り、秀麗な丹波富士・高城山に向かってしばらく進むと、国道372号線に合流する。そこから約100メートルの左側道路沿いに、しゃれた中にも、昔の京街道お休み所の風情を漂わせて「八上ふるさと館」がある。
開館は平成元年10月。ふれあい農園等管理施設整備事業により、農畜産物特産品の販路と消費の拡大を進める拠点として建設した。
丹波の味覚は全国的に名を高めているが、それを一層促進するため、新鮮そのものの農作物、ことに特産山の芋・黒大豆や栗などの販売をするとともに、各種の”ふるさと料理”を味わっていただこうというのである。
付近には、「高城山・八上城跡」、「重兵衛茶屋」、「高城市松稲荷神社」、「一里塚」などがあり、歴史と自然を求めて散策に立ち寄るには丁度よい場所で、駐車スペースもたっぷりある。
丹波の特産物のお買い物のほか、グループの集いや家族・友人たちの会食にも大変好評である。
「丹波篠山五十三次ガイド(改定版)」(平成7年8月発行)より
※地名・交通経路等は書籍発行時のもので、現在の状況とは異なる場合がありますのでご注意ください。