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特産館ささやま(黒岡)

歴史美術館前バス停から徒歩約2分

 上二階町の信号を左折すると、篠山歴史美術館の向う隣りに、城下町篠山の景観にマッチしたたたずまいをみせ、広い駐車場を備えた「特産館ささやま」がある。
 篠山町農業協同組合が昭和61年、丹波篠山の農業特産物の販路拡大と地域振興を図るため、全国で初めて、国や県の助成をうけて開館した施設である。
 最初のフロアは”丹波黒大豆””山の芋””丹波栗”やその加工品など、当地ならではの味覚あふれる品々やお土産物の販売コーナーである。
 その奥がレストランになっている。有名な家庭料理研究家土井勝氏とスタッフの直接指導により、特産物を使っての料理の開発と工夫を続け、まさに「味のふるさと館」とでもいえるほどに、四季折々の郷土の味わいを作り出している。
 2階は、落ち着いた感じの「いろりの間」や「和室」になっていて、グループや家族連れなどに喜ばれている。年間を通じて多くの利用者で賑わい、観光篠山の食文化創造基地といったところである。

「丹波篠山五十三次ガイド(改定版)」(平成7年8月発行)より
※地名・交通経路等は書籍発行時のもので、現在の状況とは異なる場合がありますのでご注意ください。