阪神・淡路大震災の発生後10日間で発生した火災175件のうち、原因が判明した81件中44件が「通電火災」によるものでした。
「通電火災」とは、地震の発生によって停電した後、復旧によって通電したときに、ガス管の破損などで漏れていたガスにショートして引火したり、水槽の温水ヒーターなどの電熱器具が再び加熱されて可燃物に燃え移ったりして発生した火災のことを言います。
地震の際は、ガスコンロなどの火の始末も大切ですが、電気が原因で火災が発生することもありますので、避難する時はアイロンやドライヤーなどの電熱器具はスイッチを切り、プラグをコンセントから抜くとともに、電気のブレーカーを切ってから避難しましょう。